2009年3月3日火曜日

「偽装農家」の実態を暴き、参加型民主主義で農業を再興せよ(神門善久):日経ビジネスオンライン

第一回に引き続きいいことを言っている:
「偽装農家」の実態を暴き、参加型民主主義で農業を再興せよ:日経ビジネスオンライン: "少なからぬ都市住民が相続などで中山間地域の農地を所有していますよ。過疎地対策と農業問題は峻別するべきです。提案も大事だけど、まず農地の権利関係や利用実態について基礎的なデータを整備しなければなりません。

例えば不在地主については、一応「農林業センサス」(注2)などのデータはありますが、捕捉率が低いです。不在地主の中にも、本当に通って農業をやっている人と、相続で農地を持っているだけの人もいて、内実がはっきりしません。"
その通り。まずこの実態をはっきりさせないといけないという具体的ないい提言。ニッポンの農業を守れとかいってお金をばらまいても結局は「不在地主」や都会の「土地付き金持ち息子・娘」が儲かるだけというのでは(これまでがそうだった)どうしようもない。

結構居るんだよね、都会に住む「不在地主」と「縁故米」なんかの食い物をただで貰っている「都市住民」が。みんな総じて金持ち。彼らは合理的思考をする振りをしながら本音では農村地主の味方。コウモリ・スパイみたいな存在だから、都市住民もなかなか一本化できない。「農村文化を守ろう」とかの「ヒャクショウ・マンセー」クリシェを繰り返す「グリーン・エコロ」という「インテリ」はたいていがこの口だね。

まず各人に「識別標識」を付けること。その上で正々堂々と民主的に議論しましょうや。

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